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『よお兄弟』
お? おう。お前さんか。
『元気かね』
腹の調子がわりぃ。ちょっと経験したことの無い腹痛だったぜ。
『胃薬ってマジ偉大だな。あと君髪伸びるのクソ速いな。三日に一回切ってね?』
自分でちょっとキモイと思うが伸びるモンはしょうがねぇだろうが。俺だってメンドくせぇよ切るの
『めんどくさい事ばっかしてるくせによう言うわな?』
好き好んでやってるモンと勝手に伸びるモンを、一緒にすんなってェの。
『一緒だろうがね。君がどう感じようが、関係ないさ』
そうかもしれん。だがそうだからと言って納得すンのは、なんか、ちげぇだろ。
『どっちのことを言ってるんだい』
あ? ……ああ。いや、どれでもねぇよ。ただ、そう思っただけだ。何に対してもな。
俺自身がどう感じてどう動こうが、そんなもんは関係ねぇってモノが世の中にはあって、そいつはあんまりにもそこらに転がって足の踏み場もねぇほどだ。よけて歩くにゃ敷き詰められて、立ち止まるには許されねぇ。土台空を飛べるワケでもねぇンだから、転がってるもんの上を踏みつけていかにゃあならん。
『なんとまぁナイーブな。なんとまぁ女々しい事を。よくもそれで騎士なんぞ名乗れたもんだね兄弟』
ンなこたぁわあってんだよ。そういうモンなんだ、ってえのはな。わかっちゃあ居るんだよ。
ただ俺ぁ、したり顔でそんなもんだって言いたかねぇだけだってのもな。我儘だ。けどそんぐらいの我儘を言わずして、騎士になったかいがねぇ。あの背を追う意思もなくなっちまう。
『言いたいことはそんだけかい』
ふん。お前さんが何を言わせたいか、分かるよ。短くはねぇ付き合いだしな。言わぬが花ってよく言うが、お前さんはただの谺だ。反響に耳をすませてもその意味は地の下に伏しちまうだろう。
あいつが生きてるか死んでるかなんてのは大した問題じゃねぇんだ、実際のところは。生きていようが、死んでいようが、あいつにかぎっちゃどっちだっていい。あいつは一度死んだが、生きていた。俺もあいつの中では死んでいたが、生きていた。だから、もう死ぬことなんかありゃしねぇ。明日を過ごすことだけ考えてりゃいい。
もっと単純な言葉で言っちまえばな、囁き霊。
俺とアイツを見くびってもらっちゃ、困る。
『滑稽な奴だよ君は。無いものを信じてるのかね』
お前さんにゃわかんねぇさ。俺の左手に刻まれる事ないお前さんには。
『それだけがアタシにとっちゃ唯一残念な事だよ。
……さ、時間だ。終を砕きて幸を得よ、兄弟。バァイ』
お? おう。お前さんか。
『元気かね』
腹の調子がわりぃ。ちょっと経験したことの無い腹痛だったぜ。
『胃薬ってマジ偉大だな。あと君髪伸びるのクソ速いな。三日に一回切ってね?』
自分でちょっとキモイと思うが伸びるモンはしょうがねぇだろうが。俺だってメンドくせぇよ切るの
『めんどくさい事ばっかしてるくせによう言うわな?』
好き好んでやってるモンと勝手に伸びるモンを、一緒にすんなってェの。
『一緒だろうがね。君がどう感じようが、関係ないさ』
そうかもしれん。だがそうだからと言って納得すンのは、なんか、ちげぇだろ。
『どっちのことを言ってるんだい』
あ? ……ああ。いや、どれでもねぇよ。ただ、そう思っただけだ。何に対してもな。
俺自身がどう感じてどう動こうが、そんなもんは関係ねぇってモノが世の中にはあって、そいつはあんまりにもそこらに転がって足の踏み場もねぇほどだ。よけて歩くにゃ敷き詰められて、立ち止まるには許されねぇ。土台空を飛べるワケでもねぇンだから、転がってるもんの上を踏みつけていかにゃあならん。
『なんとまぁナイーブな。なんとまぁ女々しい事を。よくもそれで騎士なんぞ名乗れたもんだね兄弟』
ンなこたぁわあってんだよ。そういうモンなんだ、ってえのはな。わかっちゃあ居るんだよ。
ただ俺ぁ、したり顔でそんなもんだって言いたかねぇだけだってのもな。我儘だ。けどそんぐらいの我儘を言わずして、騎士になったかいがねぇ。あの背を追う意思もなくなっちまう。
『言いたいことはそんだけかい』
ふん。お前さんが何を言わせたいか、分かるよ。短くはねぇ付き合いだしな。言わぬが花ってよく言うが、お前さんはただの谺だ。反響に耳をすませてもその意味は地の下に伏しちまうだろう。
あいつが生きてるか死んでるかなんてのは大した問題じゃねぇんだ、実際のところは。生きていようが、死んでいようが、あいつにかぎっちゃどっちだっていい。あいつは一度死んだが、生きていた。俺もあいつの中では死んでいたが、生きていた。だから、もう死ぬことなんかありゃしねぇ。明日を過ごすことだけ考えてりゃいい。
もっと単純な言葉で言っちまえばな、囁き霊。
俺とアイツを見くびってもらっちゃ、困る。
『滑稽な奴だよ君は。無いものを信じてるのかね』
お前さんにゃわかんねぇさ。俺の左手に刻まれる事ないお前さんには。
『それだけがアタシにとっちゃ唯一残念な事だよ。
……さ、時間だ。終を砕きて幸を得よ、兄弟。バァイ』
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